明日、助産師やめたい。

助産師やめたら、わたしの人生が動き出した。毎日の雑記。

生きる気力を失った

 

『最近休憩中もすごく眠そうにしてたから、心配してたのよ。』

当時働いていた病棟の師長に言われた一言。

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毎晩仕事いきたくないといっては泣いて、夜も眠らずにまた出勤していたので、さすがに顔に疲れがでていた模様。

 

 

疲れの理由を問われ、

母との折り合いが悪くて…と説明しました。

嘘ではなかったけど、本当は仕事がしんどいって言えばいいのに、それができませんでした。

 

 

人が足りない、忙しい病棟。みんなバタバタ必死に働いています。

 

 

わたしだけ、ワケのわからない理由で休みなんかもらえない。

 

 

もし休んだら、あの子メンタルやられちゃったのね?って思われるだろうな。

 

 

3日なら休みもらえるかな?でもシフト決定してるし、そんな連休無理だよなぁ…。

 

 

やっぱ言い出せない…。はぁしんどい、仕事行きたくない…の無限ループを繰り返しました。

 

 

 後輩には、仕事でわからないことがあれば何でも聞いてくださいっていうくせに、

 

 

誰にも胸のうちを見せることなく、ひとりで無限ループから抜け出せないでいました。

 

 

ある日の勤務で、お産の近いママを受けもちました。

 

 

お腹の中のベビーの心音に変化が現れたので、ドクターに勇気を出して報告しました。

 

 

これは異常ではありませんか?と。

 

 

ドクターの返事はこうでした。

 

『わからへぇん。どうやろねぇ。』

 

 

その言葉の理解に苦しみました。

結果、無事にベビーは産まれましたが

来る日も来る日も、その言葉が消化できずにいました。

 

 

また別の日、早産でのお産がありました。

 

 

ベビーはじぶんで呼吸するのが難しそうだったので、酸素マスクをあててあげる必要がありました。

 

 

そのマスクを使おうとしたその瞬間、

 

 

マスクのホース部分が壊れました。

 

 

ゴムの劣化が原因でした。

 

 

すごく怖かったんです。

両手に乗るくらいの小さなベビーを

別の病院に搬送するまでのその時間が、すごくすごく長く感じました。

 

 

自分がもっとしっかり物品の事前確認をしていれば…あんなに焦らなくても済んだんだと反省して

 

 

後日、新生児用の救急ボックスの見直しや物品の配置を考えました。

 

 

でも、日々の点検は少なく、見直しをしようと参加してくれるスタッフはほぼいませんでした。

 

 

みんなは怖くないのかな…

不思議でした。

 

 

なんでこんな人が、命に携わる場所で働いてるんだろう…と心の中で思ってました。

 

 

でもそんなこと、言葉にしたこともないし、自分はそうならないでおくことが一番大切なんだと思って働くようにしていました。

 

 

そういうことが続いたある日、糸がプツンって切れたように、生きる気力を失ったんです。

 

 

仕事にいこうにも、体が動かなくなってしまいました。

 

 

そしてついに、休職。