明日、助産師やめたい。

助産師やめたら、わたしの人生が動き出した。毎日の雑記。

会いたい人に会うということ

 

もし

会いたい人がいるなら

 

 

何よりも先に会いにいかなあかんと思います。

 

 

また、時間ができたらなとか

むこうの都合がついた時にとか

そういうことで後回しにしては

後悔をしかねません。

 

 

おじいちゃんが亡くなった日を

いまでも忘れません。

 

 

その日、

わたしは病院で夜勤をしていました。

 

 

二人で夜勤をしていたのですが、その日はお産がありませんでした。

 

 

休憩の時間をもらった時

家族からの連絡で、おじいちゃんのいのちが

もぅ今晩までかもしれないと知らされました。

 

 

少し覚悟はしていたので、ついにその時がきたかと、冷静にそのメールを読んでいたと思います。

 

 

それから、わたしは休憩室で

紙に何かの沢山の殴り書きをしました。

何を書いたか覚えていません。

きっと、おじいちゃんへの想いだったと思います。

 

 

涙をポロポロとこぼしながら

書いても書いても止まらない手が震えていました。

 

 

今はしごと中だから、きっとおじいちゃんはわかってくれるだろう。

最期に会えなくても、わかってくれるだろうと願いました。

 

 

産婦人科病棟はいのちを迎える場ですから、わたしがここで仕事をしているということは、とても大切なことだと思ったからです。

 

 

でも、やはり

気持ちに嘘がつけませんでした。

 

 

大切なことだとわかっているけど、

他人に迷惑をかけるとわかっているけど、

じぶんにとってかけがえのない人にありがとうを伝えること以外に

大事なことがあるでしょうか。

 

 

夜中に、ご迷惑を承知で先輩スタッフに連絡をしました。

 

 

その方は、快くそれを引き受けてくださり

夜中にも関わらず、出勤してきてくださりました。

 

 

すぐにおじいちゃんのいる病院に向かい

到着してすぐ

おじいちゃんは息を引き取りました。

 

 

 

(わたしを待っててくれた。)

そう強く感じました。

 

 

ありがとうと大好きを伝えられてよかった。

本当によかった。

 

 

 

亡くなったおじいちゃんのからだをきれいに拭きました。

 

 

 

亡くなったにんげんのからだを持ち上げるのは、こんなに重たいのかと、

感じたことのない重みをしりました。

 

 

おじいちゃんと心が通じたと思えたあの瞬間

あの時の、空気、音、におい、周りの人間の表情…一生わすれません。

 

 

会いたいと思う人には

可能な限り

会いにいく

 

 

いつまでもあると思うな

じぶんの心に嘘はつくな

 

 

そうおじいちゃんから教わりました。

 

 

もぅ何年も経ってしまったけど、あの時間をくれた全ての人に感謝しています。

 

 

実は、龍馬伝📺を観ておじいちゃんのことを思い出したので、ブログに書きました。

 

 

坂本龍馬は、会いたい人にはじぶんの足を使ってどこまでも会いにいく

じぶんの気持ちに嘘をつかない、強い人です。

 

 

わたしもこうでありたいと思います。