うつになろうと決めた
朝目が覚めた時、すでに時間はお昼前。
お日様がてっぺんに向かってぐんぐん上がっていく時間。
あれがとてつもなく嫌でした。
窓から日が差すと
やめてくれ
外と交わりたくない
わたしに光を照らさないで
っていう気持ちになります。
みんな、ちゃんと仕事して、
じぶんたちの時間を過ごしているんだよね。
わたし以外の人は、
普通にそれができるのにわたしにはできない。
わたしは何をやってるんだ。
旦那さんは、そんなわたしを責めない。
またそれが苦しい。
何かしようと思うけどできない。
たくさん時間もらって家で休んでるのに、掃除さえもできない。
すごい罪悪感に駆られました。
もしかしたら、わたしはうつなの?と
うつの症状を何度も携帯で検索しました。
ある日
妹がわたしのことを心配して、外に連れ出し
こう言いました。
『もぅそういうしんどい時は、病気になったらいいねん。』
病気になって嬉しい人なんていないし、また頑張れるように養生してるんだから、どういう意味で言ってるんだコイツはと思いました。
でも、家でふたたび考えてみると
もしかしたら、妹の言うように
しんどいことを病気のせいにしてしまった方が、気持ちが楽になるのかも…
とほんの少し思えたのです。
本当にうつで苦しむ人は、わたしなんかより、もっともっと苦しんでるのかもしれない。
でも、わたしもどうにもこうにもしんどい。
だからその日、わたしはうつになると決めました。