助産師やめた時の気持ち
働いていた病院をやめた日
ずばり、微妙な気持ちでした。
助産師辞めてせいせいしたぜ!
とかそんなんは全然なくて、これで良かったのかな…みたいな微妙な気持ちです。
まだ暗い部屋の中に取り残されたような、しんどい気持ちは続いてました。
看護師長との面談では、家で何回も読んで練習した
【わたしが仕事をやめたい理由】について伝えました。
伝え終わったあと、全力で引き止められるかと思いきや、
あなたの気持ちを尊重しますといった姿勢で、とても拍子抜けしました。
その後、予定通り看護部長とも面談があり
「師長から、あなたの気持ちについては聞いています。あなたはいつもよく働いてくれると聞いているから、少し頑張りすぎたのかもしれませんね。休息が必要なのでしょう。」
と言われました。
奨学金の返済が完了していないわね?
と最後に釘を刺され、その面談は終わりました。
いま思うと、わたしはその病棟で、命と向き合いながら、助産師として仕事をしていくのが怖かったんだと思います。
ストレートにそう言えればよかったんだけど、あの時のわたしにはできませんでした。
誰かにもう少し早く、相談できていれば、あんなに底の方まで落ちることはなかったんじゃないかとも思います。
そこから、わたしのしんどい専業主婦生活が始まりました。