性教育
わたしの働くクリニックのボスが
日本産婦人科医会の活動の一環で
高等学校に性教育に出向く予定があると聞き
是非連れてって欲しいとおねがいしたところ
快く受け入れてくださったので
一緒に講義を聞かせていただくことができました。
男女共学で、生徒数も多い学校です。
ボスは壇上で2時間ほど、力いっぱい学生に性についてのお話をされていました。
もちろんその内容も勉強になったのですが
わたしの興味は、それを聴いている学生や、先生方の反応です。
興味が持てず眠りこける子
リアルなワードにざわつく子
気分不良で倒れる女性教員
…
対象が多いので、全ての人にどのように届いているのかはわかりません。
ただ、こういう話って
一回しただけでは、こちらの想いを伝えきるのは難しいなと思いました。
いま、一人一人がどんな気持ちで生きていて
どんなことに壁を感じていて
どんなことを知りたいと思っているか
それがもっともっとわかれば
わたしも一緒に知りたいし、学びたい。
それこそが本当の性教育だと思っています。
でも、誰かが
一緒に話そうよ!
って姿勢をみせないと
口を開かないのが
日本の性の現状なんだと感じています。
だから、性の授業があった後は
友達同士とか
先生同士とか
親子でとか
誰かと
話しをする
っていう行動につなげていかないと
どれだけ私たちが大切だと伝え続けても
生活にいきてこなくちゃ意味がないと思うから
こういった活動とともに
相談したいなっと思う人たちに
ここにおいでよ!っていう場所をつくって待つことも大切だと思いました。
クリニックのボスはまさにそれを体現してる人だから、すごいなって思います。
わたしも、できる限りそういう声を拾える人でいたいから
どうすれば、繋がれるかを考えていく必要があると思っています。